クローゼット

クローゼット

ISBN: 4103341920

Authors: Akane Chihaya, 千早 茜

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「少しずつの生きにくさを抱えたひとたちの、拠りどころであり、またそこから出て行くことのできる場所。それは確かに存在するのだ。この本を読み終えたあとの、ひとりひとりのこころのなかに。」  作家・谷崎由依 (解説より)

十八世紀のコルセットや手編みのアンティークレース、1950年代のバレンシアガのコートにディオールのドレス、現代のファストファッションまで、およそ一万点の衣装を収蔵する服飾美術館で、洋服補修士として働く纏子(まきこ)。彼女は、幼い頃のある事件のせいで、大人になった今も男性恐怖症を抱えている。
一方、デパートの婦人服売り場内のカフェでバイトをする芳(かおる)もまた、男だけど女性服が好きというだけで、傷つけられた過去があった。
ある日、デパートでの特別展示を機に出会った纏子と芳。でも二人を繫ぐ糸は、遠い記憶の中にもあって……。
服飾美術館を舞台に、洋服の傷みと心の傷みにそっと寄り添う、新たなお仕事小説。
◆舞台である服飾美術館のモデルとなった、京都服飾文化研究財団(KCI)キュレーターの筒井直子氏と、千早茜氏による『クローゼット』文庫化記念対談を特別収録。
◆解説・谷崎由依氏(作家)

◆主な登場人物紹介
纏子(まきこ) :青柳服飾美術館の洋服補修士。幼い頃のある事件で男性恐怖症となる。
芳(かおる) :デパート内カフェ店員。外見も要領もよいが、女性服が好きでそれゆえに傷ついた過去がある。
晶(あきら) :青柳服飾美術館の学芸員。纏子の学生時代からの友人で、常に彼女を守ろうとする。
高木 :現代ファッション担当学芸員。アフロヘアーで柄物ばかり着るので、陰で柄アフロとあだ名される。
雛倉さん :金髪おかっぱ、真っ赤な口紅が似合う初老の補修士。青柳服飾美術館補修室のボス的存在。